dカードはNTTドコモが発行する年会費無料のクレジットカードで、dポイントを貯められるのが特徴です。ドコモユーザーならdポイントをそのままドコモケータイの利用料金に充当でき、またドコモケータイもdカードによる支払いで割引が適用されるという、ドコモユーザーにとっては相性の良い1枚になっています。
では、実際にdカードの概要や、おすすめポイントについて見てみましょう。dカードの特徴や、選ばれる理由は次の通りです。
dカードの基本情報
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が高め
- クレジットカードと電子マネー「iD」、dポイントカードの3つの機能が1枚になっている
年会費 | 初年度:無料/2年目以降:無料 |
ポイント還元率 | 基本1.00% |
付帯サービス | dカードケータイ補償/お買物あんしん保険/VJデスク(旅のサポート)/海外レンタカー/海外緊急サービス |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
ランク | 一般 |
それでは、実際にdカードをおすすめする理由について解説していきます。自分に合ったクレジットカードかどうか、申し込む前の参考にしてください。
dカードが選ばれる理由
dカードはポイントが貯まりやすく使い道が豊富で、年会費無料ながら特典や付帯サービスが充実しているのが選ばれる決め手です。
1. キャッシュレス決済ができる電子マネー「iD」が付いている
dカードには、クレジットカードに加え、電子マネー「iD」やdポイントカードの3つの機能が1枚になっています。dカードにはさらにVisaとMastercardの2種類の国際ブランドに対応しているため、本来Visaでは使用できないApple Payの利用が可能です。
dカードはApple Payを設定して紐づけて使うことができるので、カードやスマートフォンなどを専用端末にかざすだけで支払いができます。普段からApple Payで支払いをすると、お財布いらずで便利により多くのポイントを貯められます。
クレジットカードを別に持ち歩く必要がないので、お財布のかさばりを減らすだけでなく、紛失や盗難の心配をもする必要がありません。
2. 貯まったdポイントの使い道が豊富
ショッピングやd払い、公共料金の支払いなどで貯めたdポイントはさまざまなシーンや店舗で使用できるので日常的にお得感を得られます。ドコモユーザーの方は、ドコモの携帯料金の支払いやドコモ商品の購入に活用できます。
加盟店にはマクドナルドやファミリーマート、ローソン、マツモトキヨシなど、さまざまなカテゴリーのショップが揃っています。また、dカード専用サイトではポイントをギフトと交換可能です。
dカードはポイントを便利に貯められるうえ、貯まったポイントは使いやすいのがメリットです。
3.ETCの年会費が初年度無料
dカードは同時にETCカードも申し込むことができ、初年度の年会費は無料です。2年目以降も、前年度(会員のdカード契約月から1年間)に一度でもETCカードを利用すれば、無料で継続できます。
さらに、100円の利用につきdポイントが1ポイントたまるので、有料道路をよく利用する方はお得に使用できます。ETCカードは家族会員ごとに作成が可能です。紛失や盗難時には会員保証制度により、被害届を出してから最大90日前まで遡ってドコモが補償してくれます。
dカードのキャンペーン情報
dカードは、入会と利用などで最大4,000円相当のdポイントをプレゼントするキャンペーンを開催しています。入会~入会翌月の買い物でポイントが25%還元される仕組みになっているため、大きな買い物をする予定があるならその予定の直前にdカードに申し込むとよいでしょう。
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
dカードをおすすめできる方|他券種と比較
dカードと他社のクレジットカード、どちらを選ぶべきか悩んでいる方に向けて、dカードと、条件がよく似ている「JCB カード W」および「楽天カード」と比較しました。どのクレジットカードにすべきか悩んでいる方は参考にしてください。
dカードとJCB カード W、楽天カードはどれもポイント還元率1.0%、年会費永年無料のクレジットカードです。dカードは海外旅行傷害保険こそ付帯していませんが、代わりに海外向けのサービスがいくつも付帯しています。また、ドコモユーザー向けの「dカードケータイ補償」が付帯しているのはdカードならではの特徴です。
楽天市場ユーザーなら楽天カードがやはり強力ですが、dカードでも「ポイントUPモール」を経由して楽天市場のポイントをアップできます。以上のことから、dカードがおすすめなのは次のような方です。
ドコモユーザーの方
dカードはやはりドコモユーザーに有利なクレジットカードです。例えば「dカードお支払割」に加入しドコモの携帯料金をdカードで支払うと、毎月187円(税込)の割引が受けられます。
また、付帯サービスの「dカードケータイ補償」では、ドコモの携帯を購入してから1年以内に紛失・水没させてしまった場合、同じ機種・カラーのものを最大1万円割引で再購入が可能です。
dポイント加盟店をよく利用する方
ローソンやマクドナルド、マツモトキヨシなど、全国のdポイント加盟店をよく利用するのであれば、他社のクレジットカードよりお得になりやすいです。dカードはdポイントカードとしても利用可能で、dポイントカードを提示することにより加盟店ごとに設定されたポイントを追加獲得できます。
また、加盟店次第ではdカード支払いによる割引も可能。たとえば家電のノジマなら、以下3つの特典をすべて利用できます。
-
"dポイントカード(=dカード)提示で100円(税込)あたり1ポイント獲得
-
d払いにより200円(税込)あたり1ポイント獲得
-
dカードでの支払いにより、支払い金額(税込)の3%をその場で割引
このように店舗によって非常にお得な還元が受けられるため、加盟店によく利用する店舗が含まれるか確認しましょう。
海外旅行によく行く方
dカードは海外旅行によく行く方や、海外旅行傷害保険以外の付帯サービスを求めている方におすすめです。dカードには「VJデスク」という旅のサポートや、海外レンタカー、海外緊急サービスなどの付帯サービスが充実しています。年会費無料のクレジットカードでこのような付帯サービスがあるのは貴重です。
既に海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを所持している方は、dカードを入手することで海外のサポートをより充実させられます。海外旅行や好きな方や、海外出張の多い方にはぴったりです。

dカードのお申し込み方法と審査基準
dカードのお申し込み方法
dカードは、インターネットお申し込みが可能です。入会申請時は、お持ちのスマホやパソコンから公式サイトにアクセスしてみましょう。 なおdカードは、事前準備として以下のものが必要です。
- 引き落とし指定口座の情報
- 本人確認書類
- 勤務先情報
- 保護者の同意書(お申し込み者が未成年の場合)
お申し込み方法として、インターネットお申し込みのほか、ドコモショップや郵送でのお申し込みもできます。土日でも対応しています。少しでも早く手元に欲しいという方は、インターネットお申し込みがおすすめです。 インターネットお申し込みはスピード審査に対応しているので、最短で5分で審査結果が判明します。審査に通過すれば約1週間でdカードが届きます。
ただし、インターネットお申し込み時に使用する本人確認書類は、運転免許証のみなので注意しましょう。本人確認書類として運転免許書以外のものを使用する場合には、ドコモショップや郵送で手続きが必要となります。 審査結果をいち早く知りたい場合は、dカードの申し込みで作成したdアカウントの「My docomo」にログインして見ることができます。
「ご契約内容確認・変更」を開き、「dカードの契約状況」で確認できます。申し込みが無事完了していれば、「受付中」と表示されます。審査に通過すれば、「契約中」と表示され、審査に落ちてしまうと「未契約」と表示されます。
dカードの審査基準
また、dカードを申し込む前に、以下の審査基準を満たしているかどうか確認しておきましょう。
- 満18歳以上(高校生は除く)で安定収入があること
- 引き落とし口座は本人名義口座を指定
- その他ドコモが定める条件を満たしていること
一般のdカードは、他社のクレジットカードと同程度の審査基準が定められており、独自の条件は特にありません。保護者の同意があれば、高校生を除く学生の申し込みも可能です。その際には、ご本人の引き落とし口座を事前に開設しておく必要があります。
また、dカードにはdポイントカードの機能も付いているため、発行にはdアカウントの作成とパスワードの登録が必要となります。 dカードの審査には、収入の多さより安定の収入があることを重視されるため、勤続年数が1年未満の場合や雇用形態によって審査が落ちてしまうこともあります。公務員や正社員であっても勤続年数が1ヶ月などと短い場合には注意しましょう。
希望するキャッシング枠が高いと審査項目が増えるため、時間がかかったり、審査基準が難しくなったりします。カード発行後にもキャッシング枠を設定できるので、キャッシングを希望する場合にはカード発行後がおすすめです。
他にも、同時に複数のクレジットカードを申し込んでしまうと、お金に困っているとみなされ、審査に落ちてしまう可能性があります。その場合には、約6ヶ月で申し込みデータは削除されるため、約半年後に申し込みをするとよいでしょう。
dカードに関するよくある質問
- ローソンなどのdポイント加盟店でクレジットカードで払う時、なんて言えばいいの?ポイントカードと間違えられてしまいます。 dカードをかざすと、ポイントカード部分も読み込まれて貯まります。そのため、ポイントカードは「無し」で、支払い方法は、「クレジット」または「iD」と言いましょう。
- カードデザインはどんなものがあるの? カードデザインは2種類あります。「ポインコデザインなし」と「ポインコデザインあり」です。カードデザインの変更は可能ですが、1枚につき1,100円のデザイン変更手数料がかかります。家族会員のカードデザインは、本会員と同じデザインでなくてはならないため、変更時には家族会員の変更手数料もかかります。
- 決済したあと、メールで通知が来るように設定できる? dカードには、利用通知メールの配信サービスはありません。そのため、dカードサイトやdカードアプリにて「カードご利用明細照会サービス」で確認しましょう。ただし、カード種類を変更した場合、変更前のご利用明細は削除されてしまうので注意しましょう。
- dカードでJCBやAmerican Expressは利用できないの? dカードはVisaとMastercardの2種類の国際ブランドのみ対応しています。その他の国際ブランドを利用したい場合は、他のクレジットカードをサブカードとして所持するか、最初から他のクレジットカードを検討した方がよいでしょう。
- dカードのステータス性は? dカードはプロパーカード(国際ブランドが直接発行するクレジットカード)ではなく、一般ランクのカードであるためステータス性はやや弱いです。ステータス性を求める場合は、1ランク上で年会費11,000円(税込)の「dカード ゴールド」を検討するとよいでしょう。
- ドコモケータイ料金の支払いにdポイントはつく? 残念ながら、ドコモユーザーの携帯料金をdカード決済で支払った場合はポイント付与対象外です。dカード GOLDでは1,000円につき100ポイントが付与されます。また、他のキャリアの料金をdカードで決済する場合は、通常のポイント付与が適用され100円につき1ポイントが付与されます。
dカードの口コミ・評判のまとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、dカードの口コミ・評判を紹介しました。とくに、はじめてクレジットカードを作る方は、自分にぴったりなものが見つかるよう慎重に選ぶようにしてくださいね。 では、最後にdカードのおさらいをしておきます。
- 年会費が永年無料
- 貯まりやすくて、使いやすい
- クレジットカードに加え、電子マネー「iD」、dポイントカードの3つの機能が1枚になっている
もしdカードを魅力に感じたなら、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてください。

※この記事は2023年2月13日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込価格で表記しております。