株の取引で今注目を集めているのが米国株です。米国株は日本企業に比べても成長性が高く、1株から購入可能なことや配当金が高いこともあってネット証券の中でも徐々に対応する証券会社が増えてきています。実際、これから米国株を売買してみようと考える投資初心者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、「どこの証券会社を選べばよいのか?」「証券会社によってどんな違いがあるのか?」「日本株にはないリスクがあるのではないか?」と気になりなかなか口座開設に踏み切れないことも。
そこで、この記事では米国株を扱う証券会社の中から、厳選した10社を詳しく紹介。各社の特徴や違いはもちろん、利用者の口コミについても多数掲載したので、きっと選びやすいはずです。また、米国株を取り扱う証券会社の選び方や米国株取引における注意点、米国株のメリットや開設方法についてもわかりやすく解説しています。
この記事を読み、ぜひ米国株デビューにお役立てください。
- 米国株の配当利回りは年7~8%に達することもある
- 米国株は取引手数料や税金の徴収内容が日本株購入と異なり、為替の両替手数料が必ずかかる
- 米国株の取引ではニューヨーク平均株価やナスダック総合指数が指標になる
米国株を扱う証券会社の選び方
まずは、米国株に対応する証券会社の中からどんな基準で口座開設する証券会社を選べばよいのか、3つの選び方について解説します。
取り扱い銘柄数で選ぶ
米国株を取り扱っている証券会社の中から、取り扱い銘柄の多い会社を優先的に選ぶとよいでしょう。特に米国株の取り扱いが多いのはSBI証券(5,135銘柄)、楽天証券(4,759銘柄)、マネックス証券(4,561銘柄)などです。銘柄数が多いと必然的に選択肢が広がります。また、多くの銘柄数を扱っている証券会社は米国株の取引に力を入れていることも多いです。
さらに,海外ETF(上場投資信託)に対応している証券会社であれば、個別株よりも分散投資がしやすいことからリスクが低く、初心者も手を出しやすくなります。SBI証券や楽天証券、マネックス証券やauカブコム証券、松井証券などおもなネット証券なら対応していますが、証券会社によって取り扱い銘柄が異なるため好みの銘柄が決まっている場合は確認が必要です。
取引手数料で選ぶ
米国株を購入する上で必ずチェックしたいのが取引手数料です。米国株の取引で最低限かかる手数料には次の2つがあります。
-
証券会社に支払う取引手数料(売買手数料)
-
円とドルを交換する際の為替手数料
取引手数料は各証券会社ごとに異なりますが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券など大手ネット証券は約定代金の0.495%(税込)、最大22米ドルまでに設定していることが多いです。また、DMM.com証券では売買両方における取引手数料がかかりません。できるだけ安い証券会社を探しましょう。
為替手数料に関しては決済方法が大きく関わってきます。米国株の決済方法としてはおもに日本円のまま自動両替して取引する「円貨決済」と、自分で外貨を用意して決済する「外貨決済」があり、どちらにするかで為替手数料が変わります。
決済方法 | メリット | デメリット | 手数料の相場 |
---|---|---|---|
円貨決済 | ・両替の手間が省ける ・売買タイミングを逃しにくい |
取引ごとに為替手数料がかかる | 1米ドルあたり20~50銭 |
外貨決済 | 両替にかかる手数料が最小限で済む | ・自分で両替しなければならない ・外貨を入金するのにラグがある |
1米ドルあたり2銭~5円 |
円貨決済は日本円しか所持していなくても取引できるのがメリットです。ただし、両替の際は金額に応じて毎回、証券会社が指定する額の為替手数料(1米ドルあたり20~50銭程度)がかかります。
一方外貨決済は、為替取引や銀行からの外貨送金により外貨を自分で調達し、外貨で決済する方法です。取引ごとではなくまとめて自分の好きなときに、GMOあおぞらネット銀行や住信SBIネット銀行など為替手数料の安い金融機関で両替できるので、円貨決済に比べると為替手数料を抑えられます。
ただし、自分で両替していないと決済できず、ドル資金のないときによい商品を見つけて購入しようと思っても外貨の調達や入金にはラグが発生します。結果的に売買の機会を逃す可能性もあることには注意が必要です。
利便性が高いのは円貨決済ですが、手数料がお得なのは外貨決済といえます。好みの決済方法に対応する証券会社を選びましょう。もしくは買付時の為替手数料が無料になる、マネックス証券を利用するのもおすすめです。
注文方法で選ぶ
株の購入方法には売買価格を自分で指定する「指値注文」と、売買価格を指定せず、そのときもっとも条件のよい価格で即取引成立させる「成行注文」の2種類があります。両方選べる証券会社だと、「この価格になるまで売り(買い)たくない」「とにかくすぐ売り(買い)たい」どちらのパターンにも対応できるので、米国株の取引がしやすいです。
ほとんどの証券会社は「指値注文」と「成行注文」両方に対応しているので問題ありませんが、まれに対応していない証券会社もあるので注意しましょう。
また、上記とは別に、スマホアプリで手軽に注文できるかどうかも選ぶポイントです。約14時間の時差があるため、日本時間だと取引開始は23時30分(サマータイムは22時30分)頃になります。
スマホアプリで注文できると、たとえば次の日に仕事があっても寝る前にスマホで状況を確認できるので、利便性が上がります。
米国株を扱うおすすめ証券会社10選
それでは、実際に米国株に対応する証券会社の中から厳選した10社について紹介します。各社の強みやデメリットを確認しながら、自分にぴったりの証券会社を見つけましょう。
証券会社のおすすめ比較一覧表
SBI証券
ー引用元:SBI証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・ネット証券の中でも手数料が安い ・住信SBIネット銀行からの外貨入金と組み合わせれば為替コストが安い ・米国株専門アプリがある |
・利用者が多いのでIPOでのライバルが多い ・取引アプリの難易度が高め |
SBI証券は総合力No.1ともいわれる大手ネット証券会社の1つです。米国株は非常に取り扱い数が多いのが特徴。なんとSBI証券だけで5,000銘柄を超える米国株を取引できます。内容も大型株や中小型株をはじめ、IPOにも対応しており多彩です。
スマホアプリでは「SBI証券 米国株アプリ」という米国株専門の取引アプリを実装。チャート画面やテクニカル指標などが見やすく、取引したい商品のデータを詳細に分析できます。さらに、住信SBIネット銀行から外貨を調達すると為替コストが1米ドルあたり4銭でよく、SBI証券で為替手数料25銭をかけて円貨決済するのに比べて大幅に手数料を抑えられるのも魅力です。
韓国株を含む全9ヶ国の株に対応しているので、米国株の取引を中心に世界中に投資したいと考えている方にもおすすめします。
SBI証券の口コミ・評判
![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 無回答/30代/会社員/年収500~700万円/神奈川県
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![]() 女性/30代/専業主婦(夫)/年収100万円以下/大阪府
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![]() 女性/40代/会社員/年収500~700万円/東京都
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SBI証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
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取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 9ヶ国/約7000銘柄 |
米国株数 | 5,135銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | 約定代金の0.495%(税込)/最低手数料0円 |
為替手数料 | 1米ドルあたり25銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:122社 |
投資信託 | 2,631本 |
クレカ積立 | ○(三井住友カード/タカシマヤカード) |
ポイント | Tポイント/Pontaポイント/dポイント |
・SBI証券からの三井住友カード申込み+クレカ積立設定で年間最大59,000円プレゼント
楽天証券
ー引用元:楽天証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・6ヶ国に対応し米国は銘柄が一番多い ・アプリで米国株取引ができる ・楽天サービスと連携できる |
ミニ株の取り扱いがない |
楽天証券は大手ネット証券の1つです。投資信託の種類の豊富さやアプリの使い勝手に定評がありますが、米国株取引でも高い評判を得ています。米国株は約4,700銘柄あり非常に豊富です。楽天カードで取引すれば、取引手数料の1%がポイント還元されます。
また、アプリ「iSPEED」や「MARKET SPEED」も米国株に対応しているので、アプリを追加しなくてもスムーズに取引できるのも魅力です。NISA口座に対応していることもあり、非課税+ポイントバックで効率よく利益を得られます。
楽天証券の口コミ・評判
![]() 男性/50代/パート・アルバイト/年収100~300万円/福岡県
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![]() 女性/40代/自営業/年収100~300万円/鳥取県
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![]() 女性/40代/専業主婦(夫)/年収100万円以下/愛知県
|
![]() 男性/40代/会社役員/年収700~1,000万円/富山県
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楽天証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内4,250銘柄 |
外国株 | 米国:4,760銘柄/中国:1,196銘柄/アセアン:243銘柄 |
米国株数 | 4,760銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | 約定代金の0.495%(税込)/最低手数料0円 |
為替手数料 | 1米ドルあたり25銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:74社 |
投資信託 | 2,659本 |
クレカ積立 | ○(楽天カード) |
ポイント | 楽天ポイント |
・総合口座を開設し米国株取引すると最大2ヶ月間手数料全額キャッシュバック
マネックス証券
ー引用元:マネックス証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・約4,600銘柄の米国株 ・米国株の買付時為替手数料0円 ・NISAなら買付手数料キャッシュバック |
・1日定額プランの取引手数料に無料枠がない |
マネックス証券は米国株の取引をするならここ、と言われるほど人気の高い証券会社。米国株と中国株を取引でき、約6,000銘柄あるうち約4,600銘柄は米国株です。取り扱い銘柄が豊富なだけでなく手数料も安く、約定代金の0.495%(税込)とネット証券の中では最安水準で取引できます。
しかも、NISA口座なら米国株の買付手数料がキャッシュバック。さらに、為替手数料はもともと買付時0円です。両方を組み合わせると、NISA口座では実質無料で買付できます。
米国株の情報は、常に米国株に特化したアプリ「トレードステーション米国株 スマートフォン」で確認し取引が可能。米国株の取引コストを抑えたり、取引しやすくしたりするサービスが充実している証券会社です。
マネックス証券の口コミ・評判
![]() 男性/20代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 無回答/30代/自営業/年収300~500万円/神奈川県
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![]() 男性/40代/その他/年収300~500万円/山形県
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![]() 男性/20代/学生/年収100万円以下/神奈川県
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マネックス証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 2ヶ国/約6,000銘柄 |
米国株数 | 4,559銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | 約定代金の0.495%(税込)/最低手数料0円 |
為替手数料 | 買付時0円/売却時1米ドルあたり25銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:65社 |
投資信託 | 1,244本 |
クレカ積立 | ○(マネックスカード) |
ポイント | マネックスポイント |
松井証券
ー引用元:松井証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・米国株取引専用ダイヤル「米国株サポート」が使える ・米国株の取引手数料が安い ・クレカ決済可能 |
他社より米国株の取り扱いが少ない |
松井証券は老舗の大手証券会社。対面だけでなく、ネットの取引にも力を入れています。以前は米国株に対応していませんでしたが、2022年2月下旬から米国株の取引をスタート。国内市場に上場する外国株式を売買可能です。手数料に関しては約定代金×0.495%(税込)と大手証券会社と同水準。決済方法も円貨決済が利用できるのでわかりやすいです。
また、松井証券ではサポート力にも定評があり、米国株においては「米国株サポート」というフリーダイヤルでの問い合わせが可能です。米国株全般について質問できるので、初心者でも取引しやすいでしょう。
松井証券の口コミ・評判
![]() 無回答/60代以上/パート・アルバイト/年収300~500万円/神奈川県
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![]() 男性/50代/会社員/年収1,000~2,000万円/東京都
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![]() 男性/30代/その他/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/20代/会社員/年収300~500万円/愛知県
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松井証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) | 【1日定額】 ~50万円:0円 ~100万円:1,100円(税込) ※25歳以下はすべての取引手数料無料 |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 米国 |
米国株数 | 約500銘柄 |
米国株の注文方法 | 円貨決済のみ |
米国株の売買手数料 | 約定代金の0.495%(税込)/最低手数料0円 |
為替手数料 | 1米ドルあたり25銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:56社 |
投資信託 | 1588本 |
クレカ積立 | ○(MATSUI SECURITIES CARD) |
ポイント | 松井証券ポイント |
auカブコム証券
ー引用元:auカブコム証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・au PAY カードが利用可能 ・通常の取引アプリでそのまま米国株式取引ができる ・自動売買で時差があっても安心 |
米国株銘柄が少ない |
三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIグループによる「auカブコム証券」は、SBI証券や楽天証券などと並ぶ大手ネット証券の1つです。外国株は2022年1月から提供開始されたばかりで、現在のところは米国のみに対応しています。手数料は他の大手ネット証券と同等の約定金額に対し0.495%(税込)、為替手数料も1米ドルあたり20銭と証券会社の中でも安さが際立ちます。
銘柄数はやや控えめですが、その分取引量が多い人気銘柄が厳選されていて選びやすいのが特徴です。また、自動売買機能があるので時差を気にせず取引できるのも魅力。
米国株式の株価がリアルタイムでわかる、「外国株式マーケットデータ表示サービス」という月額330円(税込)のオプションもあります(※2022年6月まで無料)。スマホアプリも米国株に対応しており情報入手や取引がしやすいです。知識がないけれどとりあえず始めてみたい方にもおすすめします。
auカブコム証券の口コミ・評判
![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/20代/学生/年収100万円以下/東京都
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![]() 女性/20代/会社員/年収500~700万円/北海道
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![]() 女性/20代/その他/年収100~300万円/静岡県
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auカブコム証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 米国 |
米国株数 | 555銘柄 |
米国株の注文方法 | 円貨決済のみ |
米国株の売買手数料 | 約定代金の0.495%(税込)/最低手数料0円 |
為替手数料 | 1米ドルあたり20銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:42社 |
投資信託 | 1525本 |
クレカ積立 | ○(au PAY カード) |
ポイント | Pontaポイント |
・米国株式取扱開始記念で通常330円(税込)の「外国株式マーケットデータ表示サービス」を無料サービス
GMOクリック証券
ー引用元:GMOクリック証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・CFDによる米国投資ができる ・貸株サービスで金利を受け取れる ・株主優待で取引手数料キャッシュバック |
外国個別株が取引できない |
GMOクリック証券は手数料の安さと、貸株サービスが利用できるのが魅力。「貸株サービス」は保有する株を貸し出す代わりに株主優待と金利両方を受け取れる、ネット証券の中でも珍しいサービスです。
米国株に関しては個別株を取り扱っておらず、CFDのみ対応しています。しかし取引手数料と為替手数料はどちらも0円で取引できます。「GMOクリック CFD」のアプリを使えばいつでもどこでも取引可能です。CFDならではの5倍のレバレッジをきかせれば、少ない資産を低コストで運用し効率よく利益を得られるでしょう。
GMOクリック証券の口コミ・評判
![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/広島県
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![]() 女性/20代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/山形県
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GMOクリック証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
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取り扱い銘柄 | 国内3,723銘柄 |
外国株 | 2ヶ国/外国株CFDのみ |
米国株数 | 63銘柄 |
米国株の注文方法 | – |
米国株の売買手数料 | 0円※スプレッド |
為替手数料 | 0円 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:1社 |
投資信託 | 133本 |
クレカ積立 | × |
ポイント | × |
DMM.com証券
ー引用元:DMM.com証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・米国株の取引手数料0円 ・国内株と米国株の取引が1つのアプリでできる ・信用取引の担保として米国株を利用可能 |
・取引手数料の1日定額コースがない ・投資信託がない |
DMM.com証券は米国株取引に強みのある証券会社です。米国株の取引手数料はなんと0円。為替スプレッドも1米ドルあたり25銭と高くはありません。また、米国株の取引は国内株と同じスマホアプリ「DMM株」で管理できるのも他社にはなかなかないメリットです。
さらに、保有する米国株は信用取引の担保にできます。米国株の分も保証金に算入できるので、コストダウンしながら資金効率を上げていくのにぴったりです。銘柄は2022年3月時点で約1,600銘柄と一見少なめですが、ダウ平均の構成銘柄でもあるトップ企業「ウォルマート」社やクレジットカードの「Visa」社など、顧客からリクエストのあった銘柄から随時追加しているため、需要の多いものが揃っています。
DMM.com証券の口コミ・評判
![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/40代/会社員/年収500~700万円/東京都
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![]() 無回答/30代/自営業/年収300~500万円/神奈川県
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![]() 女性/20代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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DMM.com証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) | 5万円:55円(税込) 10万円:88円(税込) 20万円:106円(税込) 50万円:198円(税込) |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 米国 |
米国株数 | 1627銘柄 |
米国株の注文方法 | 円貨決済のみ |
米国株の売買手数料 | 0円 |
為替手数料 | 1米ドルあたり25銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:5社 |
投資信託 | 非対応 |
クレカ積立 | × |
ポイント | DMM 株ポイント |
・毎月、新規口座開設された方へ抽選で10名に2,000円をプレゼント
・25歳以下の場合、現物取引手数料が実質0円
PayPay証券
ー引用元:PayPay証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・高額な米国株を予算内で保有できる ・少額から米国ETFにも投資可能 ・シンプルなサービスでわかりやすい |
・他証券より米国株の手数料は割高 ・指値注文に非対応 |
PayPay証券は予算に合わせて米国株を取引できるのが魅力の証券会社です。米国株は1株から取引できるのがメリットですが、肝心の1株あたりの価格が高いことも少なくありません。しかし、PayPay証券なら「1株、100株」といった単位ではなく、1,000円から金額指定して株を売買できます。たとえば1株1万円の株を1,000円分購入すれば0.1株で保有できる仕組みです。
PayPay証券の外国株式は米国株のみで、わずか146銘柄ながらもAppleやAmazonなど大手企業の株も多くあるため、有名企業の株を安く保有したい方にぴったりです。米国ETFにも対応しており、堅実に分散投資して利益を得たい方にもおすすめします。
PayPay証券の口コミ・評判
![]() 女性/40代/専業主婦(夫)/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/40代/会社員/年収500~700万円/東京都
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![]() 男性/30代/会社員/年収700~1,000万円/東京
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![]() 女性/30代/会社員/年収500~700万円/京都府
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PayPay証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) | スプレッド:0.5%~1.0% |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内160銘柄 |
外国株 | 米国 |
米国株数 | 146銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | スプレッド:0.5%~0.7% |
為替手数料 | 1米ドルあたり35銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:1社 |
投資信託 | 2本 |
クレカ積立 | × |
ポイント | PayPayポイント |
SMBC日興証券
ー引用元:SMBC日興証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・IPO実績に強みがある ・「キンカブ」で金額指定して株を購入できる ・積み立てで毎月dポイントが貯まる |
手数料が高め |
SMBC日興証券は大手5大証券会社の1つで、国内株式はもちろん外国株式についても豊富な取り扱いがあります。米国株はネット取引での取り扱いがなく、コール取引が中心です。国内委託取引、海外委託取引、国内店頭取引から取引方法を選べます。また、国内株式については株単位でなく金額を指定して株を購入できる「キンカブ」が便利です。
IPO実績も2021年は80社中主幹事が26社と高い実績を誇るので、外国株やIPO投資、ミニ株など総合的に興味がある方や、コンサルティングを受けながら取引したい方におすすめします。
SMBC日興証券の口コミ・評判
![]() 男性/40代/会社員/年収300~500万円/大阪府
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![]() 無回答/30代/会社員/年収500~700万円/神奈川県
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![]() 女性/30代/専業主婦(夫)/年収100万円以下/大阪府
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![]() 女性/40代/会社員/年収500~700万円/東京都
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SMBC日興証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) | ~10万円:137円(税込) ~20万円:198円(税込) ~30万円:275円(税込) |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 米国・中国・新興国・その他/107銘柄 |
米国株数 | SMBC日興証券指定銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | 100万円以下:約定代金に対して最大1.26500%+各種手数料 |
為替手数料 | 1米ドルあたり50銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:80社 |
投資信託 | 国内1089本/外国84本 |
クレカ積立 | × |
ポイント | dポイント |
・「投信つみたてプラン」のつみたて金額に応じて毎月最大300ptプレゼント
岩井コスモ証券
ー引用元:岩井コスモ証券公式サイト
メリット | デメリット |
---|---|
・1日定額コースなら高額になるほど割安 ・店頭取引と委託取引から取引方法を選べる ・IPO実績が豊富 |
・1約定あたりの取引手数料が高い ・米国株は対面取引かコール取引のみ |
岩井コスモ証券は対面取引、ネット取引「コスモ・ネットレ」、コール取引が可能な総合証券会社です。創業100年以上が経過している老舗でもあり、手厚いサポートが期待できます。米国株の取り扱いは海外の委託取引で880銘柄、国内の店頭取引で134銘柄と多くはありませんが、対面取引やコール取引によって情報を得ながら投資できるのが魅力。
手数料は少額取引だと、たとえば7.5万円以下の場合約定代金の11.0%と他社に比べて割高な傾向にあるので、100万円以上の取引が中心の方におすすめします。
岩井コスモ証券の口コミ・評判
![]() 女性/40代/専業主婦(夫)/年収300~500万円/大阪府
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![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/岡山県
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![]() 男性/30代/会社員/年収300~500万円/京都府
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![]() 男性/40代/会社員/年収500~700万円/神奈川県
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岩井コスモ証券の基本情報
売買手数料(国内/現物) |
【1注文ごと】 【1日定額】 |
---|---|
取り扱い銘柄 | 国内3,831銘柄 |
外国株 | 3ヶ国 |
米国株数 | 880銘柄 |
米国株の注文方法 | 外貨/円貨 |
米国株の売買手数料 | 代金によって変動/7.5万円以下:約定代金の11.0% 7.5万円~50万円以下:8,250円(税込) |
為替手数料 | 1米ドルあたり50銭 |
特定口座対応 | ○ |
IPO実績 | 2021年:45社 |
投資信託 | 389本 |
クレカ積立 | × |
ポイント | × |
米国株投資をするメリット
米国株はネット証券を中心に注目が集まっていますが、そもそもどんなメリットがあるのでしょうか。あらためて確認していきましょう。
配当金が高い
米国株は日本企業の株に比べて配当金が高い傾向にあるのが特徴です。米国は利益を株主に還元するという意識が高いため、配当金にかける比重が高くなっています。
また、配当回数も年4回が中心です。日本企業は年2回のことが多く、米国株は倍の機会があります。配当金の利回りは日本企業だと東証1部上場株式で平均1.72%(2021年4月時点※出典:日本取引所グループ「株式平均利回り(2022年2月)」)ですが、米国株の場合は3%以上の企業や、「AT&T」の株のように7~8%の配当利回りがある企業も珍しくありません。
連続増配企業も多く成長性が見込めることもあり、米国株は人気があります。
1株から購入でき小額投資が可能
日本株式だと1単元=100株での取引が基本ですが、米国株は世界的な有名企業の株もすべて1株から購入できるので少額投資が可能です。
Apple、Amazon、Google、ウォルト・ディズニー・カンパニーといった名だたる巨大企業の株も保有しやすいのが大きなメリット。1株あたりの価格はやや高めですが、日本円にして一万円以下の株も少なくないので、資金が少なくても投資にチャレンジしやすいです。
米国企業に投資できる
単純に、好みの米国企業に投資できることもメリットです。前述したApple社やディズニーなどは日本でも非常に人気の高い企業ですが、その他にもコカ・コーラやマクドナルド、MicrosoftやIBMなどおなじみの米国企業は数多くあります。
好みの企業の株を買って支援できるのは投資家にとって嬉しいポイントです。
米国株投資をするデメリット
米国株は海外ならではのデメリットもあります。日本株とは勝手が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
手数料が高い
ドルでの購入が必要なため、米国株の購入は国内株式に比べて手数料が高いです。日本株式であればたとえば1日定額プランで100万円まで無料の証券会社も多く、少額なら実質手数料無料のまま取引することも可能ですが、米国株の場合取引手数料に加え、為替の両替手数料が欠かせません。
マネックス証券のように買付時の為替手数料が無料などのサービスがある証券会社もありますが、最終的には取引手数料や両替手数料など何らかの手数料がかかります。
また、購入した株を売却して日本円に戻し、その日本円で再び外国株を購入するとまた両替が必要なので、二重に手数料がかかるのもデメリットです。
株主優待がない
米国の株は基本的に株主優待がありません。米国企業は利益を配当金として還元することを重視しているためです。そのため、たとえばiPhoneユーザーがApple社の株を購入しても特にAppleのサービス利用時や購入時などにメリットはありません。
あくまで配当金が受け取れるだけです。株主優待が好きな方は日本株式を購入した方がよいでしょう。
取引時間が深夜になる
米国と日本では約13~14時間の時差があるため、ニューヨーク証券取引所やナスダック(NASDAQ)の取引は毎回日本時間で深夜になります。23時30分~翌6時からの取引なので、仕事から帰って取引するにはちょうどよい時間ともいえますが、長引くと夜更かしの原因になるため注意が必要です。
また、サマータイムが導入されているのも米国ならではの特徴といえます。サマータイムは3月~11月に適用され、22時30分~翌5時の取引です。
米国株を購入する流れ
米国株を購入するためには、まず証券口座と、米国株の専用取引口座をそれぞれ開設します。なお、証券口座の中には総合口座を開設すると自動で米国株口座が開設されるものもあります。
証券口座開設~取引までの流れは次の通りです。
- STEP.1公式サイトから申し込みボタンを押す申し込みは公式サイトからウェブ上で行います。公式サイトにある「口座開設」や「申し込み」ボタンを押しましょう。
- STEP.2個人情報の入力や本人確認書類のアップロード画面に従って、個人情報や本人確認書類のアップロードを行います。本人確認書類として有効なのは、運転免許証やマイナンバーカードなどです。裏・表両方のアップロードが必要なことが多いので、両方スマホで撮影しましょう。
- STEP.3申し込み完了必要情報をすべて入力して送信したら、申し込み完了です。勤務先や年齢など問題がないか確認され、審査に通れば口座開設されます。証券口座によって、即日~1週間程度で開設できることが多いです。口座開設完了すると、IDとパスワードが送られてきます。口座によっては、この時点ですでに米国株口座が開設されています。
- STEP.4口座にログインし、米国株口座開設を申請口座を開設したら総合口座にログインしましょう。証券口座ではFX口座やNISA口座など、他に開設できる口座も多くあります。米国株口座開設の申し込みボタンを探してクリックしましょう。
- STEP.5即座に口座開設完了本人確認は総合口座開設時に済んでいるので、米国株口座の開設はよりスピーディーです。多くの証券会社では、リアルタイムですぐ口座が開設されます。
- STEP.6入金し取引する開設された米国株口座に指定した金融機関から入金します。外貨決済の場合は円ではなく外貨を入金しましょう。資金を用意したら、米国株のカテゴリを選んで日本株と同じように売買取引を行います。
米国株購入で覚えておきたい株価指数3つ
米国株の購入にあたっては、市場の値動きを確認するのに役立つ3つの株価指数があります。株価指数とは、ある時点の平均株価をもとに、その後どのくらい増減したかを+や-で示すものです。それぞれ覚えておくことで取引の役に立つでしょう。
ダウ工業株30種平均株価指数
「ダウ工業株30種平均株価指数」は、通称「ダウ平均」や「ニューヨーク平均株価」と呼ばれる有名な指数です。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出しています。これはApple社やMicrosoft社、航空機のボーイング社など有名企業30銘柄の株について株価を平均化し、それを指数として表したものです。株価が高い有名企業ばかりが揃っているため、株価の高い銘柄の値動きを知ることができます。ただし、30銘柄しかないため1銘柄に大きく動きがあるだけでも、指数が変動しやすいです。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場している全企業の株価を時価総額加重平均※して算出される指数です。指数は1971年2月5日の終値を100としたときの増減で表されます。
時価総額で計算されるため、時価総額の大きな銘柄があった場合、小さな銘柄に変動がなくても指数が増減しやすいのが注意点です。
ナスダックは新興企業(ベンチャー企業)や、IT関連の企業など時代の先を行く企業が多く上場しています。そのためIT系に投資したい方は特に注目すべき指数といえます。
S&P500種指数
「S&P500種指数」は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定した大型株500銘柄で構成される指数です。発行数が多く、取引量が多い(=時価総額が大きく、流動性が高い)大型株の値動きを知るのに役立ちます。
選定されている500の企業はFacebookを開発した「メタプラットフォームズ」や「Amazon.com」、自動車メーカーの「テスラ」など市場を代表する有名企業ばかりです。「ダウ工業株30種平均株価指数」よりも銘柄がはるかに多いため、市場全体の値動きを反映しやすくなっています。
この指数の活用方法としては、たとえばS&P500に連動するファンドに投資すると、同じような値動きで運用されるので見通しが立てやすくなります。また、実質500の企業に投資したことになるので分散投資ができるのもメリットです。
米国株や証券会社に関するよくある質問
最後に、米国株や米国株を扱う証券会社に関してよくある質問について解説します。
- 米国株を購入して利益が出たら、確定申告はどうすればいい? 結論としては源泉徴収ありの特定口座を作成しましょう。ほとんどの証券会社が対応しています。外国株は利益や課税が複雑で、たとえば譲渡益課税は日本国内で行なわれるのに対し、配当課税はアメリカと日本それぞれで行われます。自分で計算すると手間がかかりますが、源泉徴収ありの特定口座を利用してその中で取引すれば自動で税金を計算し徴収してくれるので確定申告がいらず、便利です。ただし、損益通算や外国税額控除などをしたいなら確定申告の必要があります。
- NISAで米国株は取引できる? 一般NISAであれば米国株の取引も可能です。ただし、一般NISAのメリットは非課税にありますが、非課税なのは日本のみです。配当課税はアメリカ側に納めなければならないので注意してください。源泉徴収対応なら自動で税金を支払ってくれます。
- 英語ができなくても米国株は購入できる? 日本の証券会社を通じて取引するのであれば、各証券会社が海外で告知された情報を日本語に直して発信してくれるので情報も手に入りやすいです。しかし、英語ができた方が海外で発信されている情報をそのまま入手できるので有利になります。
- 米国株ならではの購入の注意点は? 米国株は日本株と違ってストップ高、ストップ安がありません。そのため短時間で突然株の価値が大高騰したり大暴落したりします。値幅制限がないため、相場を確認しながら取引することをおすすめします。
さらに詳しく知りたい方はこちら
証券会社選びについて、より詳しく知りたい方に向けて、決定版となる解説記事をご用意しました。下記の記事ではおすすめのネット証券会社や、選ぶ際のポイントについて専門家のコメントを交えながら解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、米国株のおすすめ証券会社10選を紹介しました。もし、今回紹介した商品の中で魅力に感じたものがあれば、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
気になるサービスがあったら、ぜひ公式サイトにアクセスしてみてください!

※この記事は2022年3月24日に調査・ライティングをした記事です